A:Monteggia lesion
　Type 1:橈骨頭の前方脱臼。
　　尺骨骨幹部骨折で（場所を問わない）前方角状変形を伴うもの。（症例の60％）

　Type 2:橈骨頭の後方または後外側方脱臼。
　　尺骨の骨幹部骨折で後方角状変形を示すもの。（症例の15％）

　Type 3:橈骨頭の外側方または前外側方脱臼。
　　尺骨の骨幹端部骨折。（症例の20％）

　Type 4:橈骨頭の前方脱臼。
　　橈骨近位1/3の骨折。橈骨と同じ高位での尺骨骨折。（症例の5％）

B:Monteggia lesionの亜型(equivalent)
　Type 1
　　a　橈骨前方脱臼（小児または大人）。小児の場合は肘内障(pulled elbow)として知られる。
　　b　尺骨骨幹部骨折で橈骨頚部骨折を伴う。
　　c　橈骨頚部骨折。
　　d　尺骨骨幹部骨折と橈骨近位1/3の骨折。橈骨骨折は常に尺骨骨折よりも近位にある。
　　e　尺骨骨幹部骨折と橈骨頭前方脱臼と肘頭骨折。
　　f　肘関節後方脱臼と尺骨骨幹部骨折。橈骨近位部の骨折を伴うことと伴わないことがある。
　　g　手関節損傷がType 1およびその亜型に合併することがある。
　　　　橈尺関節脱臼　骨端線離開　橈骨遠位端骨折　橈骨遠位1/3部分の骨折と橈尺関節捻挫（Galeazzi骨折）
　Type 2　橈骨頚部骨折で橈骨頚部が骨折して脱臼したもの。これ以外の亜型はない。
　Type 3とType 4には亜型はない。

Bado J L:The Monteggia lesion.Clin Orthop 50:71-86,1967.

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