人工神経には現在、ナーブリッジとリナーブの二種類があります。両者の違いについて書きます。
ナーブリッジの方が先に販売開始になったのですが、術者として使う分には硬過ぎます。マイクロスコープ下で小さな針で硬いものを刺すのは結構大変です。
リナーブは逆に柔らか過ぎます。それに裂けやすいので扱いにくいです。リナーブはナーブリッジと違って静脈移植の要領で外筒部だけを用いて神経に巻きつける使用法も可能でその点では優れています。
両者の中間の硬さのものが出ればベストなのですが、現状ではどちらも一長一短です。
今回は専門的な話になってしまいました。
この文章を書いている際に奈良の稲田有史先生がお亡くなりになって稲田病院が破産したニュースを耳にしました。稲田先生は人工神経領域で有名な先生で非常に残念です。謹んでお悔やみ申し上げます。
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