強直母指(強剛母指、剛直母指)とは
強直母指(強剛母指、剛直母指)とは母指には指を曲げる屈筋腱があり、これは肥厚して腱鞘の中を通りにくくなった状態を言います。幼児のばね指で先天性のものと言われています。ただ生まれたときは症状がないのにしばらくして症状が出てくることもあります。
注:以前は「親が気付いていないだけで生まれつき症状はあったんだ」と説明していましたが、子供をビデオで撮影していた親がいてそのビデオには母指が正常に動いている様子が写っていて後から症状が出ることもあるとわかりました。
症状
母指のIP関節(第一関節、爪の付け根付近)が曲がったままで伸びません。母指MP関節掌側にしこりを触れることもあります。痛みはあまりありません。
治療
自然治癒することもかなりあります。5〜6歳まで待って症状が取れなければ腱鞘を切開する手術を行います。日本の文献では5〜6歳ぐらいまで待っての手術を勧めるもの多く、海外の文献ではもっと早期の手術(生まれてすぐ〜1〜2歳)を勧めるものが多いです。手術は母指のばね指の手術と基本的に同じです。手術自体は非常に小さなものですが子供なので全身麻酔が必要でそちらの方が負担なぐらいです(別に危険ではありません)。
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