2015年7月3日、デュピュイトレン拘縮の治療薬であるザイヤフレックスの製造販売が承認されました。これは国内初のデュピュイトレン拘縮に対する治療薬です。これまではデュピュイトレン拘縮に対しては手術しか治療がなかったのですが、これからは注射による治療も可能になります。デュピュイトレン拘縮の拘縮索に注射すれば治る可能性も出てきたわけです。副作用として腱断裂があるので注射部位を慎重に選択しないといけないということで日本手外科学会専門医の中でもザイヤフレックスの講習を受講した医師のみが使用できます。管理人も使用資格があり、使用してみましたが使用した症例に関しましては非常によく治りました。まだ未解明な部分もあるのでデュピュイトレン拘縮の特効薬とするのはまだ早いですが、新たな治療の選択肢ができたことは喜ばしいことです。
ちなみに薬価は非常に高く、手術の方が安いぐらいです(一本二十万円程度)。
デュピュイトレン拘縮(デュピュイトラン拘縮)とは
Dupuytren拘縮の分類(Meyerding)
参考 デュピュイトレン拘縮の手術はマイクロ設備のある病院で受けるべき
Web手外科研究所の相談メール(デュピュイトレン拘縮)
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